ミツミ製作所との出会い

長年ヨーヨーを作りたいとは思いつつ、どんなヨーヨーを作るべきか、ネタのストックだけが増えていく状況でした。

そんな中、年に一度ビックサイトで行われる製造系のメーカー、工場が一堂に会する展示会(SkonさんやNSKマイクロとの出会いもそこでした)の前日にスピンギアにヨーヨーを持ち込んできた工場がありました。

ちょっと衝撃的でした。

いままではブースを回ってヨーヨーに興味を持ってもらい、何かできないだろうかというところで話をしていった中でまさかの前日にサンプルを持ち込み、ぜひ来てくださいというオファー。

ヨーヨープロジェクトを立ち上げていく上で一つの困難は商売ベースで考えると数万個の部品を納品してなんぼという世界で売上に余りならない企画を”面白いもの”として一緒に作り上げていってくれる工場を見つけていくことにあります。

毎年展示会には顔を出していましたが中々そんな運命の出会をすることもなく、ここ数年は落ち着いていました。

そんな中でヨーヨーを作ってしまっているとは。しかもバイメタルです。ヨーヨーの形を見るにプレイヤーのデザインではなく、リサーチの結果こんな感じ?とヨーヨー形状には若干迷いの見えるでも加工精度の高いワクワクするヨーヨーでした。

俄然テンションが上り、展示会に向かいました。

そして葛飾区コーナーに出店されていたのが今回の66%ヨーヨーを制作しているミツミ製作所様でした。

何か面白いものを作りたいという想いと、ミニチュアサイズのヨーヨーを作ってみたいという想いが重なり、今回の企画の実現に向けて一気に歯車が噛み合いました。

展示会後のミーティングで

  • Made in Tokyo
  • ミニチュアサイズ
  • コレクションモデルとして金メッキやプラチナメッキの可能性もあり

という大枠が決まり、先日から書いているとおり、ヨーヨーの開発がスタートします。

さらにパッドも東京で作れたら面白い、さらに葛飾区でまとめてみようという山田社長の提案でなんとパッド素材、切り抜き金型、実際の切り抜きまですべてワンストップ葛飾区で実現してしまいました。

66%パッドの誕生です。ヨーヨーの性能とは直接関係ないですが、パッドを張り替えるとき、素材や型抜きの綺麗さのクオリティの違いを感じることができます。

これにNSKマイクロプレシジョンのベアリングを搭載し、”オールジャパンモデル”としての66%が実現しました。