888 66

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Model
66-009
重量
63.4g
直径
37.9mm
全幅
31.0mm
ベアリング
size A CenterTrac
パッド
66% Pad
素材
真鍮/SUS
アクセル
M4×6mm
 

66%ファミリーに、888がついに登場です。
ヨーヨーファクトリーにとっても思い入れのある非常に大切なモデルで66%立ち上げ時からやりたかった機種の一つですが、万が一にも失敗は許されず、またブランドとして信頼のない状況では作りたくなかったため、9作目にしてようやく登場となりました。

 

■スペックについて
66%縮小だと直径が約33mmとなり”小さすぎる”ヨーヨーとなってしまいます。66%のコンセプトとして約2/3サイズでコレクションしたくなるミニチュア感と使いやすさの両立というコンセプトが成り立たなくなるため直径を 38mmの”66規格”で制作することに決定しました。
また重さについても2g単位で重量違いを用意し、一番しっくり来るものを製品版のサイズとしました。

 

■素材について
従来モノメタルはアルミニウムを置き換えて、ステンレスで製作をしてきましたが今回は真鍮を使っています。ステンレスよりも比重が重いという特徴はありますが、もう一つ、切削性の問題で、ハブスタックの周りの加工が細かく精度も必要とされるため、”硬い”ステンレスは難しい(コスト的にも高くなる)ということでステンレスに比べると柔らかく、削りやすい真鍮を基本にしました。
とはいえ、ステンレスの無垢の感じも捨てがたく、銀系は2色となりますが真鍮の上にロジウムメッキを施したポリッシュ仕様のものと、ヘアラインを残した、ステンレスの無垢のものを用意しました。

 

■新しいチャレンジ
ハブスタックという“機構”を搭載。
66規格のヨーヨーでハブスタックとなるとサイズがかなり小さくなり、ビッグディールという前例はあるものの、使いやすさという面では一歩後退してしまいます。
そこで従来あるハブスタックのサイズを採用することで、過去の遺産を活かしつつ、使いやすく、また888の一つの特徴であるハブスタックをディフォルメして強調することのできるデザインとしました。
またサイズAのベアリングが3つ直列に並ぶのも、888という3つの数字が並んだヨーヨーのネーミングからしても面白いと思いました。

 

■コレクションとしての888
888はヨーヨーファクトリーの黎明期から隆盛を極める黄金期(今でも続いていますが)の立ち上がり時期に様々な限定版、形状違いが登場したロングセラーモデルです。2019年にIndigogoのキャンペーンで888Foreverというタイトルで、チタン製の888が発売されたのは記憶に新しいです。そのようなコレクションとしても世界中に多くのコレクターがいて、どの色、ロゴをだしても全員の満足を得ることは難しいとわかりながら、できるだけ多くのバリエーションを用意し、またオリジナルと並べて飾ることを楽しんでもらえるように配慮しました。
66%史上で最多となる8種類のカラー・ロゴバリエーションとなっています。

 

■ロゴについて
コレクションとしてコレクターによるまとめページが追いつかないほど(とはいえ現在では殆どの情報が出揃ったと言われています)のバリエーションが有りましたが、今回はドラゴン888以外は限定版ではなく、基本ロゴを採用しました。

・07ー888ロゴ


一番最初の888(先行プロト)にはロゴはなく、グラインドマシーンでも使われていたファクトリーロゴのステッカーが貼ってありました。

正式販売版となったアクアの888ロゴはこちらです。

88866で採用しているロゴは2007年の後期、888のカテゴリがレッドアラートから新しく他立ち上がったプレミアムラインに昇格?した時期に合わせてロゴもプレミアムロゴが入るようになりました。
パッケージで言うと白と黒、赤メインの配色のものから黒字に金の箔押しのパッケージに変わっていったあたりです。
888のロゴの中でも初期モデルとして特に印象の強いロゴです。
ステンレスのモデルとピンクゴールドのメッキに印字しました。ピンクゴールドに近い色味はオリジナルには存在していませんが、07ロゴを印字することであったかも?と思わせる落ち着きを感じさせます。

・ステルスロゴ


目立たないロゴ、というのはヨーヨーファクトリーのブランディングの中でもかっこよさを引き立たせた要素の1つでした。サイズCでスタートした888ですが、サイズAを搭載していたモデルのため、07モデルの中でもあまり人気がありませんでした。しかし、シンプルなロゴを生かしたデザインという意味で66%のラインナップにも必要だと判断して組み入れました。当時と同じ、ブラックカラーに印字しました。同じサイズAベアリングを搭載していますが、パフォーマンスは大きく異なります。

・08−888ロゴ


2007年にリリースされていますが、08−888と呼ばれる形状になっています。
7075を採用し、Raw(無垢)のピカピカしたデザインは印象的でした。素材のためか、形状変更のためか、07モデルとフィーリングが大きく変わり賛否が別れたモデルになりました。
当時のモデルの光沢感を出すために、ロジウムメッキのモデルに採用しました。

・Big8ロゴ


大きく8が3つ並んだデザイン。ハブスタックの部分でちょうど真ん中の8が表現されていたのですが、88866はサイズAのベアリングを付けて、直径が小さくなっているため、ロゴサイズの調整を行わないとデザインとして破綻してしまいます。ハブスタックを付けていない状態でデザインとして成立するようにし、Big8の懐かしさを保ちました。
真鍮無垢は片面のみ、18Kメッキは両面にこのBig8ロゴを配置してます。

・ドラゴン888


言わずとしれたスピンギアxヨーヨーファクトリーのコラボロゴ。漢字を印字し、ドラゴンという普遍的なモンスターを配したことで当時も人気のモデルとなりました。888の中でもスタンダードを除く限定版で、同じロゴで最多のバリエーション展開をしたモデルでした。今回、金はロゴがかなり薄めではっきり見えない透かし彫りのようなイメージになっています。

 

■重量について

ボディ素材は真鍮版とステンレス版の2種類があり、またカラーリング(コーティング)で重量が変わっています。

詳しい重量は以下のとおりです。

・ステンレス(Raw) : 64.3g

・真鍮(Raw)  :62.8 g

・ブラック / ゴールド / ピンク / ロジウム : 63.4 g


標準では、ハブスタックは未取り付けの状態となっています。好みに合わせてハブスタックの取り付け、またはノブカバーの装着が可能となっています

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